いじめ対策ガイド

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もしもいじめにあったなら

 いじめにあってしまったら、どうすればいいのでしょう。いじめが起こってしまうきっかけが一律でない以上、いじめられないための対策というのは難しい話です。そのため、どうしても後手後手の対策になってしまうのが現実です。

  いじめが冷酷なもの、残虐なものに変化すると、どうしても自分がいじめられる側になりたくないという気持ちが強くなっていきます。いじめの度合いが悪化していくにつれて、巻き込まれたくない、係わり合いになりたくないという、見てみぬふりをする人が増えてしまいます。そのため、頼れる人が少なくなってしまい、現在のいじめ問題が増えている原因にもなっています。

 仮にいじめにあったとしたら、どんな対策があるのでしょう。まず、いじめっこが喜ぶことをしないということです。集団で無視をしたり、悪口を触れ回ったりといういじめは、いじめられる側が落ち込んだり傷ついたりすればするほど、いじめる側にとって喜びとなります。いじめる側がされたくない事は、いじめても無反応であったり、いじめという卑劣な事をしているという事実を公にされたりすることです。なかなかできることではありませんが、いじめられても全く意に介さない、そんなフリができればいつかいじめはなくなる可能性が高くなります。いじめが楽しいと思えなければ、いじめを続ける理由がなくなるからです。

 いじめが決して良くない行為だという事は、いじめる側も理解しています。自分が悪者になりそうだとわかれば、自分を取り繕うために一時的にであれいじめは止みます。ただし、先生ひとりにこっそりいじめの事実を告げたりすると、注意を受けたいじめっ子は報復にでる事もあります。一度いじめられている事を公にしようと決めたのなら、先生だけではなく親、担任だけではなく他の先生など、なるべく多くの人に伝えた方が有利です。そしていざとなったら、刑事告訴や民事裁判も視野にいれて対処しましょう。


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