いじめって何だろう
そもそも「いじめ」の定義は何でしょう。いじめの多くは、集団と個人、もしくは集団と少数派の間で行われます。もちろんいじめる側が集団です。個人が集団をいじめるとなるには単純に難しく、集団で攻撃するのは簡単だからです。いじめる側は、いじめられる側よるも有利な立場で行われるものなのです。そして一度だけであれば一時的な意地悪やケンカとなり、それが長期化すればいじめという事になります。
もちろん、いじめの定義が理解できても、それだけでは「いじめ」という問題を理解することはできません。「いじめ」についての対策を考える前に、まずは「いじめ」がどんなものなのか、どんないじめが多いのかをまとめてみることにしましょう。いじめの種類や、具体的に起こっているいじめのパターンをいくつか上げていきます。
いじめを分析することによって、良くない言い方えではありますが、良くあるパターンというのは見えてきます。もちろんパターンごとに対処しようとしても難しく、いじめの問題はどうしてもケースバイケースになってしまいますが、何らかのヒントにはなるはずです。ヒントにしかならないというのは理由があります。犯罪を考えてみると、昔では考えられないようなパターンの犯罪が現れています。時代とともに、昔では考えられないような、陰湿かつ狡猾ないじめもやはり出てくるようになりました。ですから、現在のいじめを自分が子供の頃に経験したもの、見知ったものと同じものだとは考えないほうがいいでしょう。ですがどんないじめがあって、どんな目に合っている人がいるのか、決して自分がいじめる側の視点に立たないためにも、ぜひとも理解しておきたいものです。